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外が寒くなると撮影旅行も少々億劫になるものです。しかし、雪景色をはじめ冬ならではの写真スポットはたくさんあります。今回、注目するのは寒い時期でも美しい花が咲く“温室”です、越カメラマンが温室撮影術をアドバイス! 写真コンテスト情報、壁紙プレゼントもご用意しました。

冬になると外に出るのは寒くて億劫という人も多いでしょう。そこで、今回は、そんなあなたでも思う存分に楽しめる温室撮影を紹介しようと思います。
ドライブルートの途中で温室を見つけたことはありませんか? 温室は季節に関係なく彩り豊かな写真が楽しめる絶好の施設です。
「冬は色味が少ないうえに、寒いから外で写真なんか撮っていられない」、そんなあなたに温室へのドライブ&写真撮影はもってこいです。

温室での撮影にもちょっとしたコツがあります。ただ漠然と撮ったのでは散漫な写真(写真A)になってしまいます。
それもそのはず、温室は外の風景などと違って限られたスペースしかありません。広大な風景を撮るのと違い、ある程度狙いを絞って撮影する必要があります。
ポイントになるのは色や形です。写真Bは、写真Aの中からピンクの花に注目して、その周りを彩りが囲むように狙ってみました。

写真A

写真B

温室撮影の基本は、ほかの被写体と一緒でカメラを構える「位置」と「向き」になります。
ただし、闇雲に立ったまま花を狙っても花は目立ってくれません(写真C)。美しい彩り・形をめざすには、カメラをどこに構えるのかを吟味することが第一歩です。
写真Dは、写真Cと同じ花を狙っています。こちらは、しゃがんだ状態でカメラを向け、前後のほかの植物をぼかしながら撮影したものです。
このようにカメラを構える「位置」「向き」を変えながら、狙った被写体が「スッキリ」見える所はどこなのかを探ってみましょう。

写真C

写真D

先述の通り、温室での撮影は広大な風景を撮るわけではありません。むしろ温室内の小さな風景に目を向けることが大切です。
ちなみに温室では、花だけが被写体ではありません。面白い形をした葉っぱも格好の被写体になってくれます。
写真E写真Fは、温室内のシダの葉を逆光で透けるように狙ったカットです。
全体を狙った写真Eは、緑色は美しいものの、どこかポイントに不足する感じです。
一方の写真Fは、そのすぐ脇で水滴を携えた葉を見つけ、その部分だけを望遠でアップ目に狙ったものです。写真Eと比べると、だいぶスッキリしたと思います。
このように、小さなモノに目を向けて、色や形がスッキリ見えるように狙うことが、温室撮影のコツと言えるでしょう。

写真E

写真F

「スッキリ」した写真が狙えるようになったら、さらに細かな部分にも注意を払いましょう。
写真G写真Hはハイビスカスを狙った写真です。ハイビスカスの特徴はその“しべ”にあります。より細かな点に気を遣うなら、そのしべが花びらと重ならないようにして、より際立たせることが大切です。
こうした細かな部分に気を配ることが温室撮影の楽しみでもあるのです。

写真G

写真H

温室は限られたスペースに植物などを展示しているため、周囲には邪魔なモノがたくさんあります。
例えば、温室の柱や窓枠など、実にさまざまなものが障害物となります。そうしたモノが背景に入ってしまうと、せっかくの写真が台無しです(写真I)。
撮る前から背景に邪魔なモノがないか、しっかりと確認してからカメラの構える場所を決めましょう(写真J)。

写真I

写真J

温室での撮影は、全体を撮るのではなく部分に注目して、そこが「スッキリ」と見えるようにすることが大切です。あれもこれもと狙うのではなく、ポイントをひとつに絞ることが楽しみともいえるのです。
最後に“ポイント”をもう一点あげておくと、「前後をぼかす」とスッキリ感が増す、ということでしょう。絞りがコントロールできる時は、絞りを開ける(数字上小さくする)のを覚えておきましょう。
なお、参考までですが、温室以外の博物館などで展示されているモノを撮る場合なども、部分に目を付けて、そのイメージが膨らむようにスッキリ見せてあげることが、写真上達のカギになります(写真L)。

写真K

写真L
冬の温室で、あなただけの小さな風景を見つけ出してみてください。
< PROFILE >
こし のぶゆき
1968年神奈川県生まれ。カメラ専門誌や旅雑誌の撮影・取材を行なう傍ら、「メルヘンステーション」をテーマに全国の駅を撮影し、雑誌などに作品を発表している。公益社団法人日本写真家協会会員、日本旅行写真家協会理事。


https://deece.jp/amusement/tags/1/fh4616/kv5499

「DEECE(ディース)」は、どこで遊ぼうかがわかるサイトです。ご紹介した植物園や水族館、テーマパークをはじめ、カラオケ、ダーツバーやボルダリングまで、さまざまな遊び場情報が網羅されています。
植物園の区分でも「地方」、クチコミによる人気ランキングなどがあり、使い勝手がよく構成されています。
編集スタッフがサボテンや温室植物の撮影を行った(掲載写真)伊豆シャボテン公園の情報などが検索できます。
人気ランキングTOP5を見ると以下のようになっていました。

<1位>ふれあい植物センター(東京都渋谷区)
<2位>板橋区立熱帯環境植物園(東京都板橋区)
<3位>なばなの里(三重県桑名市)
<4位>新宿御苑 大温室(東京都新宿区)
<5位>夢の島熱帯植物館(東京都江東区)

きっと首都圏の読者が多いのでしょう。編集室の予測に反して東京都の植物園が上位にずらりと入っています。
首都圏から離れるところでは8位に伊豆シャボテン公園(静岡県伊東市)、9位かわづカーネーション見本園(静岡県賀茂郡)、10位IZU・WORLDみんなのHawaiians(静岡県伊豆の国市)となります。
寒い冬に暖と美しい被写体を求めておでかけしてみませんか?
カニが名物として知られる鳥取県。鳥取県観光交流局が主催するカニをテーマにした写真コンテストです。
テーマが合致していると撮影者が判断したものならば、撮影場所は鳥取県に限りません。おいしいカニの魅力をとらえた写真で応募してください。
募集締切 :
2017年2月28日(火)
※第1期~12月31日(土)、第2期2017年1月1日~2月28日(火)
商品など :
グランプリ(各期間1名ずつ)とっとり松葉ガニ
準グランプリ(各期間4名ずつ)鳥取和牛「オレイン55」
そのほかにも鳥取県が責任をもって厳選した名産品が賞品に!

「おでかけマガジン」より、みなさまへ読者プレゼント実施中!
編集スタッフが取材ででかけたときに、その合間に撮影した写真でよろしければ…。という主旨の「壁紙プレゼント」コーナーです。
東、南、北を大陸に囲まれ、波のおだやかな地中海はクルーズ天国でもあります。大型客船は一晩で移動し、翌朝にはギリシャ、イタリア、フランス、スペインなどの港町に到着します。 クルーズ船の上から撮影した海の写真をお届けします。
< 著者PROFILE >
構成と写真
岩崎幸則
東京都生まれ。雑誌編集などを経てカメラ&ライターになる。現在は旅行雑誌、企業会報誌などに執筆。プロレス観戦が趣味。
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