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「おでかけマガジン」の自分で“やる”旅の連載のために、これまでにさまざまなところにでかけました。時には海外で取材したテーマもありました。総決算として、日本に住んでいるなら“やってみたい”私的ランキング”を発表します。


「おでかけマガジン~見るだけではつまらないから[Experience]の世界へ~体験の旅」のために、どれほど国内をまわっただろう。
ハワイのネイティブたちの聖地をテーマに取り上げたこともあった。
時には遠出ができない期間があり、近場の工芸教室や体験教室に入会したこともあった。
別件の取材で仏閣を訪ねた時に、たまたま見つけた、だるま工房にお願いして、取材と色付け体験をさせてもらったこともあった。



ぼく自身、この連載期間中にさまざまな体験をした。それらを振り返ってみた。
そして、とくに印象の深いものから「日本体験私的TOP10」を決めた。



データやツアー、施設などに関する供述は、記事を執筆した当時のものだ。これからでかける場合には改めて検索し直してほしい。



自信をもっていえるのは、ランキング1位~10位の体験はものすごく刺激的で、印象に残るものだ。たとえすぐではなくても、いつかは行ってみたいと思えるものばかりのはずだ。
実は、前回取り上げた「知床の旅」も刺激的でおもしろく、TOP10に入るに相応しい。しかし、前回掲載したばかりなので、あえて今回のTOP10からは外した。それでは、私的ランキングを発表しよう!
RANK 1

完全なる廃墟「軍艦島」体験

2015年7月2日更新
「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連遺産」が世界遺産に登録された直後にでかけた。その姿から軍艦島と呼ばれているが、小さな島が軍艦のように見えるのは、昭和30年代に約5300人が暮らした住居と、その周囲の学校舎、神社などの建造物のシルエットによるものである。
高速船に乗って島に近づき、上陸した時に目の前に広がるのは“完全なる廃墟”。ぼくはこれほどまでの大規模な廃墟を見たことがなかった。ガイドの説明でまわった軍艦島に衝撃を受ける。しかし、それは悲惨な物語とは異なる。確かに事故もあったが、ここには近代的なアパートやプール付きの小学校、映画館などの一つの満ち足りた世界もあったのだ。近代日本を支えた誇りさえ感じられるのである。

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RANK 2

手掘り温泉を体験しよう

2012年8月10日更新
ぼくは温泉本の共著や温泉本のプロデューサーを務めている。そのために、これまでに多くの温泉に行ったが、ベスト温泉については「温泉」のコンテンツに譲るとして、体験でおすすめしたいのが“手掘り温泉”である。
温泉入浴は、すでに温泉宿や日帰り入浴施設に用意された内湯や露天風呂に浸かるのが当たり前だ。しかし、手掘り温泉は違う。先人たちが造った湯船の形跡はあっても、増水などで流されており、再度“石掘り”と“石積み”で湯船を構築しなければならない。
が、湯底で湧く湯を溜めた手作り温泉は格別だ。まさに労働の後の至福のひととき。忘れられない入湯になるに違いない。

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RANK 3

“海中展望船”に乗って海の中を探索しよう!

2012年7月10日更新
ぼくは水族館好きだ。旅行誌の取材で全国を歩き、そこに水族館があれば、ついふらふらと、まるで酒場横丁のノレンをくぐるような気軽さで立ち寄ってしまう。
この連載でも水族館に関する話題は何回も書いたが、海中展望船は別格だ。船に乗り込み、ガラス張りの地下室に入った瞬間から興奮してしまう。ハワイ・ワイキキでは潜水艦が海中の風景を眺めるには最高で、カメや熱帯魚を堪能したが、日本の海も素晴らしい。本州にも“ニモ”はいるのだ。しかも、ありのままの海中を眺められるのも申し分ない。

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RANK 4

少しばかりマニアックな体験 廃線跡を行く!

2018年12月24日更新
ランキング1位が軍艦島で、4位が廃線跡。まるで、廃墟探しの旅の様相となってしまった…。しかし、材木や資源をかつて運んだ線路の形跡や、それが道へと移行していく歴史は非常におもしろい。
また、その時に造られた鉄橋やトンネルなどの貴重な建造物が残されているケースも珍しくない。
秘湯めぐりをしていると、日本のさまざまな土地で、「かつてはトロッコ軌道があった」という話を聞く。幹線を除けば現在、人々の足となっている線路はほんの一部のみ。かつては全国、それこそ屋久島の森の中にも総延長何キロものトロッコ列車が敷かれていたのである。

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RANK 5

遠大なる海へ、爽快なる川へ

2009年7月3日更新
日本は海に囲まれた国である。さらに、水を生み出す山がある。山奥で生まれた川は森を抜けて、比較的美しいままに海に注ぎ込まれる。日本は水に恵まれた国だ。
となれば、水に関わる遊びをぜひ体験したいもの。フィッシングもその一つだろう。だが、よりアクティブな体験をしたいのなら、シーカヤックやリバーカヤックをおすすめしたい。暮らしている地域の近くで検索すると、これらの体験教室が案外多いことを知る。ひとたびリバーカヤックやシーカヤックを体験すると、パドル操作によって水の上を自由に行き来するおもしろさに気づくのだ

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RANK 6

橋マニア、ダムマニアの気持ち

2016年3月15日更新
「今日はね、○○ダムに行ってきた。放流を見られたし、そばのレストハウスでダムカレーも食べた!」と、友人のM夫婦がうれしそうに話す。なんでも、たまたまドライブでダム公園を通り、以来すっかりダムマニアになったのだと言う。
さらに、島国日本では巨大な橋も各地に架かっている。橋の造形は同じようで異なるから、その魅力にハマってしまった人もいる。
巨大な橋には美しい海の風景がある。新鮮な魚介類も待ち受けているに違いない。ダムには山の風景がつきものだ。山の幸もおいしそう。なるほど、橋やダムを目的地にするドライブは楽しそうである。

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RANK 7

地域ならではの経験がしたい!

2015年6月3日更新
地方行政の観光プロモートのお手伝いをずいぶんしてきた。ひと昔前なら、ぼくが地元に伝わる田舎料理や身近な行事などを推しても、「都会の人は興味ないでしょう!」と、強く拒否された。
いつ頃だろうか、「地産地消」という言葉が定着し、地元で行われていることがクローズアップされるようになった。
実際にぼくが経験したのは北海道天塩町のキャンプ大会である。以前は高いギャラを払ってアウトドア研究家やカヌーの先生を呼んでいた。しかし、ぼくは発想を変えて地元の農家訪問、乳搾り、バター作り、掘ったジャガイモにバターを塗って食べるなど、その地域で当たり前のことばかりに焦点を当てた。それが当たった。都会の人はそれぞれの地域の暮らしを体験したいのである。

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RANK 8

坐禅で「よい気を呼び込む」体験

2013年9月18日更新
比較的“動”の体験が多かったなかで、印象深いのは“静”の体験である坐禅だ。これを執筆したのは2013年の秋だったが、その後にも数度坐禅体験を行った。
たとえば、伊豆半島の河津にある温泉宿坊の「禅の湯」だ。ここは境内に源泉が湧き、境内に宿泊施設を設けている。お湯は源泉かけ流し、飲泉もできる特上の湯だ。そして、曜日限定で坐禅体験ができるのだ。いつも身体を動かしているぼくにとって、じっとしているのはなかなかつらい。最初は「早く終わらないかな」と邪心だらけ。しかし、そのうちに肝まで何かが染み渡り、不思議と落ち着いた気持ちになるのだ。静の体験もなかなかいいものだ。

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RANK 9

トロッコ列車で行こう!

2017年10月11日更新
初夏から秋にかけて、最高に気持ちのいい乗り物はトロッコ列車だろう。風を感じながら大地を走る。しかも、現存するトロッコ列車の多くは渓流に沿って走るから、天然のクーラーまで備えている。
また、トロッコ列車が走る軌道は、自動車が通れる道がないところも多い。ここはクルマを起点の駅の周囲に預け、トロッコ列車の旅人として徹底するべきだろう。
景観を楽しみ、空気を味わい、ゴトッゴトッというゆっくりしたリズムを受け入れる。
途中駅には温泉があったり、竹林があったり、おいしいお店があったり…。クルマとは異なる旅の世界が広がっている。それをとことん楽しむのも貴重な体験だ。

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RANK 10

1年通じて楽しめるフルーツ狩り

2008年7月1日更新
連載1回目がこの記事である。非常にベタなフルーツ狩りを取り上げた。
旅雑誌の取材で四季を問わず全国を回っているのだが、いかにフルーツ狩りが多いかを感じる。寒い時期のみかん、イチゴに始まりサクランボ、メロン、梨、ブドウ、リンゴ、ラ・フランスなどが人気でそれらの合間にはブルーベリーや栗拾い、その土地の名産フルーツも入ってくる。日本はフルーツ狩り王国なのだ。
ぼくはどこに行っても、そこの管理者に「頭がいいねぇ、いくらでも食べられちゃうわね」と誉め(?)られる。そのコツを明かしたのが連載第1回だった。
ぜひ、もう一度読み直してみて、ぼくのようにたくさん食べられるフルーツ狩り名人になってください。

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< PROFILE >
篠遠 泉
休日と旅のプロデューサー。主な出版物に『ぶくぶく自噴泉めぐり』『温泉遺産』、『パックツアーをVIP旅行に変える78の秘訣』などがあるほか、『温泉批評』『旅行読売』などに執筆中。観光地の支援活動も行っている。

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