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アウトドア派の多くが「いつかは乗りたい」と希望しているキャンピングカー関連の記事をこれまでも掲載してきました。今回は、キャンピングカーユーザーの旅の食生活を解剖します。アウトドア派の先端を行くキャンピングカーユーザーは、どんなグルメを楽しんでいるのでしょうか。



産直の店で食材を買って車内で調理も
「くるま旅」を支援し、キャンピングカーの魅力を広く伝える日本RV協会が、先ごろキャンピングカーユーザー180人を対象にした食に関するアンケート結果を発表しました。
それを見ると、一般のクルマを利用している人との大きな違いが見えてきます。
ランチにおいては半数近い人がレストランや食堂を利用しています。これは、一般のクルマででかける人も同様でしょう。
しかし、夕食となると違います。スーパーやコンビニで購入した食材を車内で調理し、その時にお酒を飲む人が7割もいるのです。
一般のクルマだったら、温泉旅館やホテルなどに宿泊し、提供された夕食を食べ、お酒をいただくケースがほとんどでしょう。
また、日帰りだったらランチと同様にレストランやSAなどで食事をとって、その後の運転のためにお酒を控えることになります。
やはり、車内で調理が可能なキャンピングカーでは、食のあり方も異なるようです。

☆  

【キャンピングカーで旅行中のランチは?】
1位 50.3% 旅先で見つけたレストランや食堂を利用
2位 19.2% 評判のグルメスポットを調べておいて利用
3位 17.5% コンビニ弁当などの調理しなくていいものを車内で食べる
4位 10.7% 食材を購入して車内で調理
5位 1.1% キャンプ場を利用してバーベキューなど車外で調理



夕食となるとまったく異なる結果となります。

【夕食のパターンはどれですか?】
1位 40.7% 食材を購入して車内で調理する
2位 22.2% 車中泊スペースを確保してから旅先の飲食店、居酒屋を探す
3位 19.2% 道の駅、SAなどのレストランで食べる
4位 7.8% 評判のグルメスポットを調べておいて利用
5位 6.0% キャンプ場を利用してバーベキューなど車外で調理



旅先の食事は高くつくというのが、普通の自動車で旅する時の概念です。宿泊も付くとはいえ、温泉旅館に宿泊して食事を提供されればそれなりの出費を覚悟しないといけないでしょう。
それに対してキャンピングカーユーザーはずいぶん安くすませている印象があります。食材を購入して自分で調理したり、旅先のリーズナブルな居酒屋で食事、そしてお酒を楽しめば旅館より安くすむこと間違いありません。



定番のラーメンなども旅先食事の上位に
「スーパーなどで食材を購入して調理する」が第1位となると、地域のグルメにはどれだけの関心があるのでしょうか。その結果も出ています。

【ご当地グルメに出合った時に食べる頻度は?】
1位 33.3% ご当地グルメがあるところに行ったら7~8割の確率で食べる
2位 28.2% 5割の確率で食べる
3位 23.1% ご当地グルメにこだわらず、自分の好きなものを食べる
4位 14.1% ご当地グルメは必ず食べる



読者のみなさんはいかがでしょうか。車内で調理ということができないこともあり、たいていはご当地グルメを食べていませんか?
たとえば、旅館の食事も近年は「地産地消」をテーマにしています。ご当地ビーフやポーク、ご当地野菜、郷土料理が出てくるので、結果的に旅館に宿泊すればご当地グルメは口にしているはずです。このあたりはキャンピングカーユーザーと違いがあるかもしれません。
では、好きなメニューはなんでしょうか。そんな設問もしています。

【旅行中によく食べていると思うものはどれですか?】
刺身(28.5%)、うどん・そば(25.3%)、ラーメン(19.0%)、焼肉・ステーキ(6.3%)、以下トンカツ、カレー、うなぎ、焼き鳥、豚汁、焼きそば、餃子、焼き魚と続きます。
旅先グルメ人気ナンバーワンはお刺身



海沿いの街や信州、香川県などにでかけた時は刺身、うどん、そばなどのご当地グルメを食べたくなるのはわかります。
しかし、それ以外の上位メニューはご当地グルメというよりも“定番グルメ”です。
このあたりは先のアンケート結果にもあるランチのみ外食と、宿泊場所を決めて居酒屋などに行く――という回答と関連がありそうです。
ランチをSAで食べたとしたら、やはり定番メニューになりそうです。また、焼き鳥や焼き魚などは居酒屋メニューの代表です。
【ご当地グルメに出合った時に食べる頻度は?】の質問では、5割以上の確率で食べる人が75%を超えます。たしかに、ご当地グルメは気になるものです。
ただし、実際によく食べるものはという設問では定番メニューが上位に並びます。
このあたりは“経済的”だから何回でも、気軽にくるま旅ができるキャンピングカーならではの結果と考察できるかもしれません。



旅先には魅了的な酒蔵があります
これは編集室の見方ではありますが、キャンピングカーの魅力のひとつに「渋滞知らず」があると思っています。
一般のクルマでは仮眠はできても熟睡はしにくいものです。しかし、キャンピングカーならベッドが設置できるので、熟睡も可能です。しかも、旅館などの宿泊施設やキャンプ場のチェックアウト時間に縛られることがありません。
連休の最後などで午後に大渋滞であれば、渋滞前にクルマを止めて、そこでベッドを設置、熟睡して早朝から走って帰るというワザが使えると思うのです。
そして、お酒好きにも利点があります。もちろん、アルコールを飲んだら運転してはいけません。そして、完全に覚めるまでは運転は控えるべきです。
(社)アルコール健康医学協会のホームページに掲載された記事によると1単位(ビール中瓶1本、日本酒1合、焼酎0.6合)のアルコールを体重約60㎏の男性が飲んだ時に、アルコールが体内から消えるまで約3~4時間かかります。2単位では約6~7時間、4単位では約12~13時間と考えられます。
個人差もありますが、飲んだ後に仮眠して…というレベルではいけません。
その点、キャンピングカーなら早めに切り上げて長時間熟睡すれば、アルコールの危険性は避けられます。
その点もアンケート結果に表れています。

【キャンプ場やRVパークを利用する夜はお酒を飲みますか?】
1位 56.6% ほぼ毎晩お酒を飲む
2位 22.3% お酒は飲まない
3位 10.8% たまに飲む
4位 6.6% 7割程度の確率でお酒を飲む
5位 3.6% 5割程度の確率でお酒を飲む
もっともよく飲まれているのはビール



ちなみによく飲むお酒の種類はビール・発泡酒(46.4%)、地ビールや地酒などの旅先の珍しいお酒(16.8%)、焼酎(9.6%)、とくに決めていない(8.8%)、日本酒(8.0%)、ワイン(5.6%)、ウイスキー(4.8%)という順番になりました。
旅先には魅力的な酒蔵やワイナリーが点在しています。買った後に旅先で飲むというのも魅力的ですね!


キャンピングカーを手に入れる見返りとして、宿泊費が浮くというメリットがあります。では、浮いた分の予算はどこにまわるのでしょうか。
ここで旅先グルメが登場します。

【絶対に食べたかった!というグルメと出合った場合、支払う食費の上限は?】
1位 26.2% 2000円以内
2位 25.0% 3000円以内
3位 20.7% 1500円以内、1000円以上
4位 15.9% 5000円以内
5位 8.5% 10000円以内
6位 2.4% その他
7位 1.2% 1000円以内



お酒を除くひとりあたりの金額です。先の質問では食材を買って調理をする、定番の食事メニューですますといった傾向もうかがえましたが、ご当地グルメに使う時は使うという結果が出ています。
宿泊費がかからないぶん、本当に食べたいご当地グルメがあるなら財布のヒモは緩めるということのようです。



キャンピングカーフェアなどは日本RV協会のホームページを検索すれば各地で開催されているのがわかりますし、キャンピングカービルダーの店舗に行けば説明付きでキャンピングカーを見せてくれます。
関心があればぜひ、キャンピングカーを見に行きましょう。

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●日本RV協会
http://www.jrva.com/

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社団法人 日本オートキャンプ協会
http://www.autocamp.or.jp/
< PROFILE >
浜口昭宏
雑誌やWEB編集を始めて数年の編集者。超がつくほどのアウトドア初心者だったが、猛勉強をしてそれなりに成長。アウトドアの中で大好きなシチュエーションは、ビールがおいしいBBQ。
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