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冬のキャンプ。「寒くていやだ」と尻込みするだけではもったいありません。星空が抜群に美しく、夏期より周囲が静かで、夜も長いからじっくり仲間や家族の時間が楽しめる。冬のおすすめはキャンプファイヤが楽しめる直火OKのキャンプ場です。

「夏期の経験でキャンプにも慣れてきた、いよいよ初の冬キャンプに挑戦」という人も多いことでしょう。
もっとも無難なのはコテージやバンガローなどの宿泊棟があるキャンプ場を選ぶことです。それはそれで素敵な体験ですが、「冬キャンプをした!」とまではいえません。やはり、テント泊を実現させてこそ、冬キャンプを経験したといえるのでは。



編集室のボスはかつて福島県の桧枝岐の森の中で雪上キャンプをした経験があります。関係者に許可をとっての野営でしたが、管理棟もなければ、AC電源などもありません。
事前に保温性抜群の下着類、重ね着ができるフリースやダウンジャケット、さらに冬用シュラフとシュラフの下に敷くパッドと万全の準備で臨みました。
それでも、秘境・桧枝岐の冷え込みは激しく(標高も高ければ2月の気温は低く、さらに雪上にテントを張っているのですから)、たちまち身体は凍えていきました。
そのときに救世主となったのが、直火のキャンプファイアでした。土地管理者のマタギの大将の指示で、日中に森の中を探してマキになる木材を大量に用意しておいたのが功を奏しました。
火災事故を誘発しないように、周囲に木がない直径20mほどの空き地の中心にマキを組み、その周囲にテントを設営しました。
日暮れとともにマキをくべ(マキというには語弊があるかもしれません。1本2~3mの枯れ木素材だったそうです)、当番制で夜中まで炎を絶やしませんでした。
ときおり火の粉があがるものの、それは雪の上ですぐに消えるので火災の心配はまったくなかったとのこと。
その炎はテントの中まで暖をくれ、やがて雪上キャンプに集まった仲間はお酒の力もプラスされて、寒さを気にせずに深い眠りにつけたのでした。



冬のキャンプは魅力にあふれています。
第一に空気が澄んでいるので星が美しい。
トップシーズンのようにキャンプ場が込んでいないので、地球や自然の音を楽しみながらキャンプができる。
ハイシーズンよりキャンプ場の料金が概ね安い。
寒い夜を共感することで、仲間や家族との一体感が深まる…。
一度は体験してみたい冬キャンプなのです。

そこで、冬キャンプ成功の秘訣をボスに尋ねました。

【キャンプに自信のない人や小さなお子さんのいる方】
エアコンなどが完備されたコテージなどがおすすめです。コテージ泊によって初めての雪に慣れておけば、次回につながります。

【テント泊を望むけれど寒さ対策に自信がない方】
第一に装備を万全にすることです。近年は低価格の防寒肌着やフリースが販売されています。上半身だけでなく、靴下や手袋まで気を配りましょう。
おすすめはAC電源付の高規格キャンプ場を選ぶこと。AC電源があれば電気毛布やセラミックヒーターなどの利用も可能です(ただしブレーカの容量もあるので、事前にチェックが必要でしょう)。
また、温泉施設などがあれば身体も温まります。

【本格的な冬キャンプを始めたい方】
ウエアだけでなく、冬用シュラフ、敷きパッドなどの本格的装備が必要になります。
加えて直火ができるキャンプ場を選びましょう。澄んだ空気と真っ白な息。それでもキャンプファイアは暖を運び、優雅な冬キャンプを演出してくれます。
直火にテント泊が冬キャンプの王道ではと思ってしまう編集室です。
ただ、残念ながら直火禁止のキャンプ場のほうが圧倒的に多いのが現実です。とくにAC電源を有しているような高規格キャンプ場で直火を許可しているところは多くはありません。
ここで大事なのは次の点でしょう。
1:管理人さんが常駐しているキャンプ場(予期せぬ事態で困ったときに頼りになります。予約時に冬キャンプの質問をして、管理人さんの人柄や信頼度も確認しておきたいものです)。
2:初めての冬キャンプでは携帯電話が圏内の場所を選ぶ。これもまた非常時用の対策です。

さあ、冬キャンプにトライしてみましょう!





場所:宮城県白石市
ひとことメモ:場内に温泉露天風呂がある大自然のなかのキャンプ場。ペット同伴もOK。電源付サイト、トレーラーハウス、コテージもあり。

管理人さん:9~20時
URL:http://meatland.ftw.jp/index.html


場所:福島県北塩原村
ひとことメモ:檜原湖と磐梯山を一望できる抜群の景観がセールスポイント。凍った湖上でのワカサギ釣り体験もできる。バンガローを完備。ペットOK。

管理人さん:基本的に24時間
URL:http://www.hibara-ac.com/shisetsu.html


場所:群馬県沼田市
ひとことメモ:谷川連峰を望む高原にある広々サイトをもつキャンプ場。標高は800mなので寒さ対策は万全に。コテージやキャビンもある。イベントも多い。ポニーに乗ることも可能。ペットOK。

管理人さん:24時間常駐
URL:http://www.star-forest.com/index.html


場所:東京都奥多摩町
ひとことメモ:奥多摩の冬を満喫できるキャンプ場。東京都だけに降雪の心配は少なくてすむ。夏は川遊びの声がにぎやかだが、冬は川の流れの音が心地よい。

管理人さん:繁忙期以外は日中のみ
URL:http://www.okutamas.co.jp/hikawa/


場所:神奈川県相模原市
ひとことメモ:中央に道志川が流れる広大な敷地をもつキャンプ場。コテージ、バンガローなども完備。休暇村センターの食堂や売店も利用できる。ペットOK。
管理人さん:繁忙期以外は日中のみ。
URL:http://www.aonecamp.jp/


場所:長野県長和町
ひとことメモ:標高1000mにある浅間山の眺望と満天の星空が楽しめるキャンプ場。バンガロー、コテージ、AC電源付サイトなどもあり。ペットOK。

管理人さん:24時間常駐
URL:http://www.miyashitahills.jp/modules/news/


場所:長野県中川村
ひとことメモ:アウトドア教室などにも積極的なアウトドア派大歓迎のキャンプ場。トレーラーキャビン、ログハウス、AC電源付サイトなども完備。ペットOK。

管理人さん:基本的に24時間
URL:http://www.odp.jp/icv/ficilities.html


場所:滋賀県長浜市
ひとことメモ:ファイブオーシャンマリーナに隣接しながら、アウトドアが存分に楽しめる。バンガロー、コテージあり。ペットOK。

管理人さん:8~17時
URL:http://www.okubiwakocamp.com/


場所:奈良県十津川村
ひとことメモ:紀伊半島のほぼ真ん中、吊り橋から1㎞上流にある川沿いのキャンプ場。基本的にフリーサイトのために野営気分を味わえる。五右衛門風呂あり。ペットOK。

管理人さん:繁忙期は24時間、シーズンオフは日中
電話:0746-68-0118


場所:福岡県八女市
ひとことメモ:「星がきれいに見える村」星野村の星のふるさと公園内にある。遊歩道、立ち寄り温泉、天文台も点在。工作体験も可能だ。バンガロー、ロッジもあり。ペットOK。

管理人さん:24時間常駐
URL:http://www.hoshinofurusato.com/information/campsite/index.html

※キャンプ場の紹介のためそれぞれのホームページより写真を借用しています。なお、サイトごとに直火ができるところとキャンプファイア場があるところがあります。諸事情により冬期に長い定休日を設ける場合もございます。予約の際にご確認ください。

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●キャンプ場について知りたいのならここを
社団法人 日本オート・キャンプ協会
http://www.autocamp.or.jp/
< PROFILE >
浜口昭宏
雑誌やWEB編集を始めて数年の編集者。超がつくほどのアウトドア初心者だったが、猛勉強をしてそれなりに成長。アウトドアの中で大好きなシチュエーションは、ビールがおいしいBBQ。
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