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花を撮影するときに、ぐっとアップにしてみるだけで映像の世界は大きく変わってきます。それが写真の楽しさです。クルマにカメラを積んで、さまざまな写真撮影にチャレンジしてみましょう。
愛用の完全防水コンパクトデジタルカメラです。
前回に引き続き、取材時に使用しているコンパクトデジカメのお話です。
「丈夫であること」「ワイドに撮れること」「シャッターを押したら瞬時に反応すること」の3点の選択基準を前回掲載しました。
今回はこれに加えて大事にしている要素です。

4)「ISO」が変更でき、ISO1600以上などの対応幅が広いこと。
単純に書けば、ISOが高ければ高いほど“光”をキャッチします。薄暗い室内や夜景、花火大会などにも対応してくれるというわけです。
また、ISOを高く設定すれば、その分だけシャッター速度は速くなります。ISO100では20分の1秒だったシャッター速度が、ISO800にしたことで60分の1秒などに自動的に設定されるというわけです。シャッター速度が速ければ、アマチュアカメラマン最大の悩みである「手ぶれ」に対応できます。

5)「手ぶれ補正」機能があること。
上記しましたが、アマチュアカメラマンの最大の敵は手ぶれです。
バックモニターで確認して「きれいに写っている」と思った写真が、PCで大きくしてみたらブレていたという例は少なくないでしょう。
最新のカメラはほとんどが手ぶれ補正機能を備えています。
カメラショップで手にとって、わざとわずかな手ぶれを起こし、補正度合いをチェックしてみましょう。

6)「モード設定」が詳細であること
真夏の太陽の下、眩しい雪の世界、遠景、スナップショット、夜景…。
撮影するシーンごとに、もっとも適したカメラの設定があります。
しかし、それらをいちいち設定するのはアマチュアカメラマンには難しい。
その点、モード設定が多彩なカメラは便利です。
シーンごとのモードに合わせるだけ。それだけで、露出がオーバーになりがちな炎天下や銀世界でもきちんと撮影できます。

7)その他の要素も見逃さないで。
取材用に用いているコンパクトデジカメは、その他にもこんな要素があります。
「防水性」。10m防水なので、海や降雪日にも困りません。水中撮影もできます!
「内蔵メモリー」。1GB以上の内蔵メモリーによって、「メディア」が不要です。
さらに衝撃、耐荷重に強いのでバッグに気軽に入れることができます。

コンパクトデジカメといっても、さまざまなメーカーが、いろいろな機能を搭載して発表しています。「自分はどんな撮影が好きなのか」「どんな写真を撮りたいのか」を考慮して選んでください。
「アップ写真」に挑戦してみましょう。
大袈裟に言えば、“ものの見方を変えてみよう”というのがテーマです。
同じ花を撮影するにしても、全体的に撮るだけ(写真1)ではなく、ググッと近寄る、あるいはレンズの工夫やカメラ機能を用いることによってアップ(写真2)を狙ってみるのもおもしろいものです。
どうですか? 写真の自由度合いが広がったように感じませんか。

ところで、「望遠機能」を単に“遠くのものを撮る機能”と思っていませんか。
望遠機能はアップを狙うときも実に便利です。望遠機能を活用すれば、アップ写真は思いのままです。自由に使いこなしてみましょう。

最近のコンパクトデジタルカメラには、「マクロ撮影モード」が設定されています。
それを使えば、肉眼ではなかなか見ることができない部分にまでピントが合い、想像以上のアップ写真を撮影できます。
ただし、マクロモード機能に関しては、オートで切り替わるカメラと、マニュアル操作によって任意に切り替えなければ使えないカメラがあるので注意が必要です。
マクロモードで撮影しないと、写真3のようになってしまいます。完全な失敗例ですね。

今回のテーマの「アップ写真について」は、ものの見方という側面に繋がっています。
いつもと違う視点から被写体を眺めてみる。これは写真の世界だけでなく、さまざまなことに繋がっていく可能性を秘めています。
違う視点からものを見るコツを覚えるのに役立つかもしれませんね。
写真1
庭の梅をコンパクトデジタルカメラの「標準」の状態で撮影しました。
写真2
コンパクトデジタルカメラの「望遠」機能を利用して梅をアップでとらえました。
写真3
「マクロ設定」にしないままに撮影してみました。こんな失敗作に仕上がりました。


< PROFILE >
きのした けんじ
1955年東京生まれ。国際スポーツプレス協会会員。スポーツ、海、山を中心に世界を舞台に撮影を続ける。写真集『栄光 サッカーWCメキシコ大会』、『熱狂 サッカーWC日本韓国大会』、『Last Snow』など。


広大な土地に咲くコスモスは、もっとも“秋”らしい景観のひとつでしょう。 全国のコスモス名所を訪ねて、美しい風景をファインダーにおさめてください。

●面白山高原コスモスベルグ
山形県山形市
【開花時期】9月上旬~10月中旬
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/omoshiroyama/
蔵王温泉と並び、冬はたくさんのスキーヤーが訪れる面白山高原。秋には約100万本のコスモスが咲き乱れます。フラワーパークというよりも、自然のままの草原といった雰囲気で、フォトポイントもたくさん。

●大岩フラワーガーデン
群馬県中之条町
http://www.ohiwafg.com/
【開花時期】10月中旬~下旬
東京方面から草津温泉に向かう県道55号沿いにある観光農園。5月は菜の花、6月はポピー、夏にはヒマワリが咲き乱れる斜面がコスモスでいっぱいになる。その後は草津温泉で湯浴みというもの素敵!

●国営昭和記念公園
東京都立川市
http://www.showakinenpark.go.jp/
【開花時期】9月中旬~10月上旬
東京の郊外にある広大な国営公園は、黄色く染まるイチョウ並木と「コスモスの丘」が人気。9月にはコスモスまつりも開催され、記念撮影スポットなどが設置される。

●コスモス街道
長野県佐久市
http://www.sakudaira.jp/cosmos.html
【開花時期】8月下旬~9月下旬
国道254号の「富岡街道」が約9㎞にわたってコスモス街道になる。佐久市の花がコスモスなだけに、沿道のコスモスやコスモス広場など見どころもたくさん。

●夢コスモス園
京都府亀岡市
http://www.kameoka.info/
【開園時期】9月23日~10月30日
亀岡運動公園体育館の横に20種、800万本のコスモスが咲く。コスモスも素晴らしいが、ユーモアたっぷりの「創作かかしコンテスト」もみごたえたっぷり。農産物の直売も行われる。
『第9回雷写真コンテスト』。
雷をとらえたアマチュア写真家のための写真のコンテストです。
ゴロゴロっと鳴ったら、カメラと三脚の用意を。
「でも、雷ってどう撮るの?」とお悩み方、ご安心を。コンテストを告知するページ内には「雷写真の撮り方」というコーナーまであります。
音羽電機工業という会社の主催ですが、過去の上位作品には思わず感動します。
まずはホームページに注目を。ちなみに賞金額も半端ではありません。
http://www.otowadenki.co.jp/contest/
応募締切:2011年10月14日(金)
賞  品:
グランプリ(1点)/賞金100万円
金賞(1点)/賞金50万円
銀賞(1点)/賞金30万円、銅賞(3点)、佳作(10点)などあり
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編集部が取材で出かけて撮影したたくさんの写真の中から、壁紙向きの写真をプレゼントします。
お気に召されたら、壁紙などにお使いください。
(画像をクリックしていただくと元画像が表示されます)
雨の山小屋
信州は白州の山小屋で撮影したカットです。山小屋の前に置かれたベンチが雨で濡れていました。どことなく切ない雰囲気になりました。
夜のライト
21世紀ですから電気は通じています。しかし、裸電球がぶら下がっているだけでした。いかにも山の夜といったムードです。
燃える薪
初夏であっても夜は寒くなります。こんなときに活躍するのが薪ストーブ。友人との語らいは、明日という日に夢を感じさせます。
< 著者PROFILE >
構成と写真
篠遠行彦
東京都生まれ。雑誌編集長などを経てカメラ&ライターになる。かつてはパキスタンの日本総領事館に勤めていたという異色の経歴をもつ。
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