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「Smart Access」おでかけマガジン 毎月2回、「Smart Access」会員のみなさまへ、旬のドライブ&スポット情報をお届けします。
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美しい景色を見たときに1枚。一緒に出かけた思い出の1枚としてパシャリ……。
ドライブのときに写真撮影は欠かせません。どうせ撮影するなら、美しい1枚を。
結果として写真コンテストに応募できる傑作が撮影できたら、こんなに楽しいことはありません。新連載の第2回です。
一家に一台コンパクトデジカメが当たり前になりました。
ところで、みなさんの家のデジカメはどんなタイプですか?
筆者は旅先での撮影が多いのですが、コンパクトデジカメを選ぶ基準は次のとおりです。
  • 丈夫であること
    旅先に持ち歩くカメラですから、“丈夫”がいちばんです。
    雨の日や雪の日、海でも気軽に撮影できるカメラがいい。
    そこで、「対衝撃性」「防水性」をチェックしてカメラを選んでいます。
    さらに「耐荷重」が強いと、バッグやリュックの中に押し込んでも大丈夫です。
  • ワイドに撮れること
    多くの人が「ズーム性能」を気にしますが、“ロング(望遠)”だけに注意をして、“ワイド(広角)”機能はあまり気にしません。
    しかし、旅行先ではバックに歴史的建造物などをきちんと入れたい。ワイド機能が乏しいと、バックに大きな建物などが入りません。
  • シャッターの反応がいいこと
    シャッターを押して、すぐに写真が撮れないと、「ここぞ!」を逃してしまいます。
    たとえば、お子さんの運動会などでは致命的ですね。
    カメラ売り場でシャッターを押してみて、反応がいいカメラを選んでいます。
筆者は取材でもコンパクトデジカメを持ち歩いていますが、こんな基準で選んでいます。
来月も引き続き、コンパクトデジカメの選び方に触れます。

さて、ここからはプロの視線、コンテストなどと続いていきます。
第1回で構図について書きました。
構図って本当に難しいし大事なのです。
そのために、第2回も構図とフレーミングについて書きたいと思います。
写真は構図次第という部分があり、それが変わると写真の意味合いもいろいろ変わってきます。
何をどのように、どの大きさで1枚の四角い写真の中に入れるのかが重要な問題なのです。そして、そこに撮影者の意図を表現できます。
作品を鑑賞する側の意思は自由になりませんが、撮影者の意図が明確であるのなら、きっと見る側にもそれは伝わるはずです。
肝心なのは、「その場で目の前にした物をどうのように撮りたいのか?」という点です。
レンズをちょっとだけ左右・上下に動かす、広角レンズを用いるのか、望遠レンズが適しているのか?
同じ風景を撮影するにしても、写真を撮る時にはたくさんの選択肢が準備されています。
そのなかでどれをチョイスするのかが難しくもあり、写真の楽しみでもあります。
そして、それが成功したときに「自分の作品」は完成するのです。
掲載した2種類の写真は同じ題材ですが、撮り方によってずいぶん違って見えます。
この2点はどちらも失敗ではない、面白い例だと思っています。
構図、フレーミングの違いを楽しんでください。
写真1
目の前の岩場に3羽の鵜がとまっています。その後ろには富士山……。
あえて広角レンズを使用して、広く撮影することによって、その場所がどんな場所なのかをわかりやすく表現し、情景的な写真に仕上げました。
ただし、せっかくの鵜と富士山が小さいために、写真としては少々もったいない部分もあります。
写真2
海の岩場にとまっている3羽の鵜と富士山を望遠レンズで撮影しました。
この写真では撮りたかった鵜と富士山をうまく取り入れることができています。
ただし、撮影場所がどんな場所なのかの雰囲気が少々わかりづらくなってしまっています。
同じ場所で同じ方向を向いて撮影しても、異なるレンズを用いてフレーミングを変えるだけで、訴えかけるものはこれほど違うのです。
< PROFILE >
きのした けんじ
1955年東京生まれ。国際スポーツプレス協会会員。スポーツ、海、山を中心に世界を舞台に撮影を続ける。写真集『栄光 サッカーWCメキシコ大会』、『熱狂 サッカーWC日本韓国大会』、『Last Snow』など。
数年前、日本の田んぼの四季をみごとに移した写真集『たんぼ めぐる季節の物語』を見て、日本の原風景ともいえる田んぼの美しさに驚嘆しました。
もっと驚いたのは、著者がジョニー・ハイマスという英国人だったことです。
日本人が見落としてしまっていた美しい風景がたくさんありました。
新しい世界を探しに、田んぼに撮影ドライブに行ってみませんか?


●『日本の棚田百選』認定地区一覧
http://www.yukidaruma.or.jp/tanada/zt_se100.htm
1999年に発表された全国の棚田百選のリストです。
リストが公表されてから、すでに全棚田の撮影を終えたという人もいるぐらい、棚田には日本人の心を魅了するなにかがあります。


上記のなかで筆者がとくに印象に残る棚田

●大山千枚田(千葉県鴨川市)
移住者の取材で訪れたとき、各種イベントやオーナー制度を活用して維持保全活動なども計画されていた(375枚)。

●白米(石川県輪島市)
輪島市指定文化財(名勝)になっている棚田。海を見下ろす田であり、急勾配に小さな田が耕作されている(2092枚)。

訪ねたときはまだ田植え前で、田んぼの感じがしませんでした
「Smart Access」おでかけマガジン 読者プレゼント
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『「心にググっとぐんま」フォトコンテスト』。
これが今月のおすすめフォトコンテストです!
9月30日までに群馬県内で撮影した写真をお店プリントして応募(デジタル加工不可)、誰でも応募可能なコンテストです。
群馬県には尾瀬などの自然豊かな国立公園があるほか、最近ではD51、C61の蒸気機関車を復活させて話題になっているだけに撮影ポイントは盛りだくさん。
自動車道が充実していて行きやすい群馬のフォトコンテストは狙い目です。

応募期間:2011年7月1日~10月14日(金)
賞  品:群馬DC大賞(1名)/賞状、県内宿泊券7万円分+デジタルカメラ
優秀賞(3名)/賞状、県内宿泊券3万円分+デジタルカメラ
特別賞(10名)/賞状、県産品詰め合わせ5000円分+インスタントカメラ
http://gunma-dc.net/contest/index.html
編集部が取材で出かけて撮影したたくさんの写真の中から、壁紙向きの写真をプレゼントします。
お気に召されたら、壁紙などにお使いください。
(画像をクリックしていただくと元画像が表示されます)
夏のビーチ
ハワイに取材に行ったときに撮影した1枚です。朝が早く、ワイキキのビーチには人もぽつり。これから大勢のゲストを乗せるだろう高速ボート"カタマラン"は静かに出番を待っていました。
海が輝きだすころ
こちらもハワイ・ワイキキで撮影しました。太陽が西に傾き始めてからだいぶたち、海が輝き始めました。ロングボードを自転車に積んでロコたちも帰り支度。人物がシルエットで浮き上がりました。
能登半島の漁港
一方、これは能登半島の漁港の日の出時です。ワイキキの早朝と比べると、日本海の早朝はどことなく風情が感じられます。市場には収獲された魚が並べられ、間もなく早朝の市が始まります。
< 著者PROFILE >
構成と写真
篠遠行彦
東京都生まれ。雑誌編集長などを経てカメラ&ライターになる。かつてはパキスタンの日本総領事館に勤めていたという異色の経歴をもつ。
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