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日本列島自分で"やる"旅 見るだけではつまらないから Experienceの世界へ体験
季節外れの海辺を散歩しよう
知人に誘われて行った季節外れの海は、かっこうの探検場だった。そこで出会ったの は海の生物に夢中になっているファミリーたち。「マイ図鑑」を作るのが楽しいとい う。静かな海は遊びの宝庫だ!
さよなら渋滞、バイバイうるさい海の家の客引きおじさん
右手に軍手をはめてカニ取りに熱心だった少年
友人に海の生物を研究している人がいるのだが、彼から「海辺を散歩しよう」という唐突な誘いを受けた。秋の声が聞こえようとしているときだった。
どうも最近、海に行っていない。

前回紹介したスタンドアップ・パドルボードなどで遊ぶという目的があれば海に行くけれど、そうでもなければ行きゃしない。しかし、「季節外れの海がいい」と、年の半分以上を海で探索している彼が熱心に誘う。

だまされたと思って千葉の海に行ってみた。

ありゃりゃ、夏の最盛期とはまったく景色が違うのだ。海が海らしい佇まいを見せている。

まずは、「いつになったら海に到着するの!?」の大渋滞がない。

次に「わかった、わかったから」とつぶやきたくなる執拗なまでの海の家の勧誘がない。

少年の努力の甲斐、集められたカニは色や大きさも違う。観察日誌にメモをするのだとか
それに、ビーチにいるたくさんの人の声や笑い声がないから、渚の音がすごくよく聞こえる。

季節外れのビーチはいいものだ。

でも、一昔前の歌のように、季節外れの海は誰もいないわけではない。ファミリーが案外多いのだが、彼らは黙々と何かをやっている。その様子、なんだかすごく楽しそうだぞ!!
カニ捕獲少年に貝堀り少女
貝堀り少女の成果がこれ。潮干狩りの季節ではなくても貝は十分にとれる
研究家の知人は、うれしそうにビーチを見回していった。

「こんなのどかな日は海で遊ぶのに最適。みんなが海の魅力に取りつかれてしまっているから、言葉も発していないでしょ。その姿を見ているだけで楽しいよね」

人工的にできた堤防の凹部を覗き込んでいる少年がいた。彼は手に厚手の軍手をはめている。

「彼は慣れているね」と海の研究家。

少年が狙っているのは小型のカニだった。凹部に潜り込んでいるカニを見つけては手で捕まえる。そのための厚手の軍手、なるほど。

細いねじねじ貝。海に戻すと元気に動き出します
「あとで逃がすんですよ。でも、大きさとか色が微妙に異なって、それを観察するのがおもしろいみたい」と、少年の母。

ビーチには小さなシャベルを使って、熱心に砂を掘っている少女がいた。彼女の目的は貝。小さな二枚貝もいれば、おいしくいただけそうな大物も。さらに、ねじねじした細い貝も見つかる。

「たくさんの種類がいておもしろいですね。掘り出した貝はデジカメで撮影して自分の図鑑を作っているんです。私も少しだけ手伝っています」と、貝少女の父。

そうか、海辺を探索してマイ図鑑を作るんだ。そのためにも、ビーチに水着姿の人たちがあふれていない季節外れの海がベストシーズンなのだ。
海辺歩きはおもしろい
流木も浜の主役。これを集めてベンチを作った知人に脱帽
カニ少年と貝少女に刺激を受けたぼくは浜や磯を散策してみた。
カニもいればヤドカリもいる。堤防の凹部には謎の生物も見つけた。

「これはなに?」と知人に聞く。

「教えてあげない。家に帰って自分で調べてごらん。それがわかったとき、またひとつ海がおもしろくなるから」

ごもっとも。だから、今回の写真のキャプションは非常に不親切。名前などを明記していません。ぜひ、自分たちで発見し、その名前や生態を調べてみてください。確実に海のおもしろさは倍増します。

今回見つけた不思議な生物。ま、磯遊びの達人にとってはよく見る生物らしいですが、初心者には新鮮です
人のいない海の楽しさは磯遊びや砂堀りだけじゃない。ビーチ散策も魅力のひとつ。

人が少ないだけに、ゴミや空き缶なども目立たない。美しい貝殻や海でもまれて丸くなったガラスの破片などが落ちている浜辺は宝の山。

「貝殻アートもできるし、流木を集めてベンチも作ったよ」と、知人。海岸のそばにあるちょっと洒落たおみやげ店では、女性店長が作ったという、浜辺で拾ったガラスで組み立てたロウソク立てなども売っていました。

「それにね、夏の名残りというか、コインなども落ちているんだよ」といって少しだけ笑う知人。果たして拾ったコインはどうしているのだろう!?

というわけで、今回は「季節外れの海の楽しさを体験しよう」がテーマでした。 でも、注意があります。ひとつは密漁の禁止。いま密漁が大問題になっているし、そ れを行えば罰せられます。ルールを守って遊んでくださいね。

もうひとつは自然の保護。海の自然もめっきり少なくなっています。カニ少年、貝少 女のように観察したり、写真撮影したあとは海に返すのがいちばんですね。

では、海の自然を存分に楽しんで!!
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海で別世界体験を!!
●「日本の渚100選」は日本の渚・中央委員会選出の美しい海です。
http://members2.jcom.home.ne.jp/hiromi.naka/nagisa/hyosi/nagihyousi.html
●磯遊びにとても役立つサイト
http://www.chiba-muse.or.jp/UMIHAKU/shizen/iso/isozukan.htm
< PROFILE >
木場 新
休日評論家。主な出版物に『温泉遺産』、『パックツアーをVIP旅行に変える78の秘訣』などがある。ウェブサイト「YOMIURI ONLINE」に「いいもんだ田舎暮らし」を連載(http://www.yomiuri.co.jp/tabi/
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