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  3. 2009年キャンプシーズン到来!アウトドア新製品の傾向とは

さあ、キャンプシーズンの到来! この時季のもうひとつの楽しみといえば各アウトドアメーカーから発表されるアウトドア新製品である。居住性を重視したテントやタープから、収納性を追求したコンパクトなテーブルやツーバーナーなど、見どころ満載のアイテムに注目。

スノーピークの「ランドロック」は、リビング、ベッドルームなどをひとつにレイアウトできる大型ドーム。吊り下げ式テントで自由自在。12万9800円

春になるとオートキャンプはシーズン開始を迎える。

この時季のもうひとつの楽しみといえば、アウトドアメーカーから出される新商品だろう。

テントやタープ、カトラリーグッズにランタン、バーナー、小物類にいたるまで、各社それぞれの特色が表れたグッズがラインナップされるのだ。

ランタンやバーナーを専門的に取り扱うメーカーは、年々機能が進化しており、さながら自動車のモデルチェンジといった具合で、眺めているだけでもおもしろい。

ロースタイルのアウトドアを楽しむなら、スノーピーク「リビングシート」を。素材はPVCで、泥はねや浸水防水機能も備える。デイキャンプにも使える。9800円

「質」にこだわるブランドは、ユニークな機能をはじめ、素材やディテールを追求するので、キャンプ好きの人間からは一目を置かれている。

年々スリムにコンパクトになるグッズもあれば、高機能を搭載しつつ、ゆとりある居住空間をもつグッズも登場する。各時代の流れや特色が表れるキャンプグッズは、「目から鱗が落ちる」といった斬新なものが多い。

使い手を考えたメーカー独自のアイデアは、実践あっての産物である。「なるほど、こうきたか!」と、思わずうなってしまうほどなのだ。

コールマンの「パーソナルLEDランタン」は蛍光灯ランタンより約2倍の点灯時間を実現。経済的かつ安全だ。テント内からリビングに使える。4410円

僕がアウトドア誌に在籍したころ「春の風物詩」ともいえる企画といえば、新商品カタログの制作だった。

各メーカーの新商品発表会で衝撃(!)を受け、リリースを見て「お!」と一人悦に入っていたもの。

カテゴリーが明確なキャンプ用品だからこそ、それぞれに見られる「進化」はおもしろい。


折り畳み時の厚さもなくなり、クルマへの積載もスムーズに。折り畳み時の厚さは何と8cm! スリム収納を可能にしたコールマン「スリム四折テーブル」は1万5750円

さて、総合アウトドアメーカーのコールマン ジャパンの話題の新商品はこちら。

数ある新商品からいくつかラインアップしてみた。

「パーソナルLEDランタン」「ファミリーLEDランタン」シリーズは、LED採用による長い連続点灯時間が特徴で、これまでの蛍光灯ランタンに比べるとおよそ2倍の点灯時間となる。

蛍光灯ランタンはテント内での使用を中心に、エコロジーなランタンとして注目されていたが、このシリーズはLEDが半永久的に使えることで、さらに経済的。

もちろんテント以外のリビングスペースでも重宝するので、とりわけ初心者の方には打ってつけのアイテムといえるかも。


本体中央からふたつに折り畳める、コールマンの「フォールディングLPツーバーナーストーブ」。花見やバーベキューにも最適。ワンタッチ点火装置も魅力! 1万8900円

これまでの電池式ランタンに比べると明るさや点灯時間が格段と向上しているのだ。

スノーピークの注目商品は「ランドロック」。

毎年、就寝スペース、リビングスペースの「空間作り」に力を入れるスノーピークは、今シーズンも居住性に重きを置いたニューアイテムがラインアップする。

吊り下げ式のドーム型テントを簡単に設営できるので、シチュエーションに応じた居住空間を作れるのだ。

テントを外せば、グループキャンプに最適な巨大なリビングスペースが生まれる。


左右非対称のリーフウイングでさまざまな居住性を実現。付属のスクリーンを使用すれば風雨の入り込みも防ぐ。ユニフレーム「REVOタープ」は2万8800円

テントスペースは大人2人、子ども3人がゆったり寝られるスペース。

ランドロックひとつで、さまざまなキャンプを楽しめるというわけだ。

ユニフレームで注目なのが「REVOタープ」だ。

左右非対称のリーフウイングとサイドポールが生み出すリビングスペースが特徴で、これまでのタープといえばヘキサ型、レクタ型、スクエア型と、大まかに分けると3つのタイプに分かれていたが、張り方次第でそれぞれの居住性を可能にした“一石三鳥”の優れもの。


いまやアウトドア料理の定番となったスモークを手軽に体験できるユニフレーム「インスタントスモーカー」。収納がコンパクトで初心者におすすめ。3900円

新商品の見どころは、こういったこれまでの概念を覆す、メーカーが考案する新しい試みで、使い方次第でファミリーからグループキャンプに対応できること。

キャンプグッズを上手に使うのも、キャンプの醍醐味だろう。


●コールマン ジャパン http://www.coleman.co.jp/
●スノーピーク http://www.snowpeak.co.jp/
●ユニフレーム http://www.uniflame.co.jp/
< PROFILE >
小幡 健
元アウトドア誌編集者。お金をかけずにキャンプを楽しむ「赤貧オートキャンプ講座」の連載経験がある。好きなエリアは伊豆。好きなシチュエーションは焚き火と日本酒。
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